• 菊池酒造について

    「燦然」「木村式奇跡のお酒」「倉敷小町」の蔵元である菊池酒造は、かつて千石船が行き交い備中玉島港町(現岡山県倉敷市玉島)として繁栄した昔の問屋街の一角にあります。明治11年に創業。数多い酒の中にあって一段と輝く素晴らしい酒であるようにという願いから、酒銘を「燦然」(さんぜん)と名付けました。 酒造りの期間中は、モーツァルトの音楽が流れる蔵の中で、酒米の王様「山田錦」や岡山の誇る酒米「雄町」、また「朝日」「アケボノ」といった酒造りに適した米を使い、優れた水質を誇る高梁川流域の水と、各品評会で常に高い評価を受ける備中杜氏の卓越した技をもって、品質本位をモットーに伝統を守った酒造りを行っています。この結果、出荷先は岡山県内に留まらず、特産酒米・雄町米を使用した純米酒を中心に首都圏をはじめとする県外にも出荷しております。また特定名称酒の売上比率が90%以上、(大)吟醸・純米(大)吟醸の比率も50%以上と、比較的高価な清酒の比率が高いことも特徴の一つです。 さらに近年では、貯蔵設備の整備、サーマルタンク、火入れ装置の高度化、最新の洗米機・キャッパーなどの導入を行うなど、品質を高めるための設備投資も積極的に行っています。
  • 海外展開について

    昨今海外の多くの国で和食の人気が高まっていると言われており、近年では2013年の和食のユネスコ無形文化遺産の登録や2020年開催予定の東京オリンピックなど、これまで以上に和食が、海外で注目を浴びています。この世界的な潮流に対し、菊池酒造では2013年からのアメリカ合衆国への出荷を皮切りに、2016年現在、オーストラリア、中華人民共和国(北京、香港)、シンガポール、イギリスへの輸出を行っております。 これら輸出先国には、直接当社から蔵元が顧客先に伺い、現地の日本酒の消費の動向の確認や、自社のお酒の特徴やおすすめの楽しみ方を顧客先に紹介するなどして、海外のお客様にもより当社商品や日本酒を美味しく楽しんでいただけるように努めております。
  • 会長/杜氏

    菊池 東

    • 一度飲んだら忘れられない酒を造りたい

      弊社会長・菊池東(きくち とう)は、”旨みがあってキレの良い、一度飲んだら忘れられないような理想のお酒”を自らの手で実現したいと考え、平成8年、酒造りの責任者である杜氏に就任。”伝統を育み、未来に伝えるこだわりの美酒づくり”をモットーに、モーツァルトの音楽が流れる蔵の中で、大吟醸から普通酒に渡り、自らの手で洗米からしぼりまでの全工程においてきめ細やかな酒造りを行って参りました。その卓越した技術は数々の品評会の受賞歴が物語っており、その挑戦は今なお続いています。
    • 肥料・農薬を使用しない自然栽培米による酒造りに挑戦

      2010年春、ここ岡山で、より安心・安全なお米の安定的供給を目的とした『岡山県木村式自然栽培実行委員会』が立ちあがりました。絶対不可能と言われた無農薬・無肥料でのりんご栽培を実現した、『奇跡のリンゴ』でご高名な木村秋則氏の技術指導のもと、賛同される農家の皆様によって自然栽培の米づくりを行い、弊社を含む岡山の企業や一般会員の方々にこの自然栽培米が供給されています。 弊社会長もこの『岡山県木村式自然栽培実行委員会』の立ち上げに副理事長として参画。この肥料も農薬も使わない自然栽培米用いて、これまで純米吟醸酒や純米大吟醸酒を醸し、多くの方々に楽しんでいただいています。
    • 音楽人として、自ら酒蔵コンサートを主催・演奏

      弊社会長は、実はちょっとした音楽人としての顔もあります。 5歳よりヴァイオリンを始め、大学時代には広島大学室内合奏団の指揮者としてクラブ活動を続ける傍ら、広島市民交響楽団(現広島交響楽団)の団員としてオーケストラ活動を開始。‘74年倉敷室内管弦楽団(現倉敷管弦楽団)を設立し、現在まで36年にわたり同楽団の常任指揮者として活躍。‘06年7月にはブルガリアホールにおいて、ブルガリア国立ソフィアフィルハーモニーを指揮する機会を得、「新世界より」を演奏し好評を博しました。 この、全国の蔵元のなかでも珍しい経歴をいかし、10年以上前より、酒造りの期間中、蔵の中に蔵元自身が厳選したモーツァルトの楽曲を流す試みを行っています。また毎年春には、蔵元自身が室内楽メンバーとなり演奏を行う酒蔵コンサートを開催。曲目解説・演奏・新酒の紹介と多彩な仕事ぶりもあいまって、毎年ご好評をいただき話題となっています。
    • 略歴
      1971年 広島大学工学部醗酵工学科卒業
      1973年 国税局醸造試験所研修生2年間研修終了、菊池酒造株式会社に入社
      全国新酒鑑評会金賞(2002,2005,2006,2007,2008,2012,2013,2014,2016,2021) インターナショナルワインチャレンジ金賞(2012,2016,2017) 広島国税局清酒鑑評会優等賞(各部門)(2005,2006,2007,2008,2009,2010,2011,2012,2013,2014,2016,2017,2018,2019,2022) 備中杜氏組合自醸清酒品評会(吟醸酒)第1位優等賞(2012,2014,2016) ワイングラスでおいしい日本酒アワード最高金賞(2012,2015,2016,2018,2020,2021,2023) KuraMasterプラチナ賞(2017,2020)金賞(2019,2022) SakeSelection最高位トロフィー(2018) ミラノ酒チャレンジプラチナ賞(2022)ダブル金賞(2022) フェミナリーズ世界ワインコンクールTopOfTheBest日本酒(2020)金賞(2022) 全米日本酒歓評会金賞(2020,2021) 岡山県清酒品評会(吟醸の部) 最高位県知事賞(2005,2008,2009,2010,2011,2014) 等
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    • > 肥料・農薬を使用しない自然栽培米による 酒造りに挑戦
    • > 音楽人として、自ら酒蔵コンサートを主催・演奏
    • > 略歴
  • 会長/杜氏

    菊池 東

    • 一度飲んだら忘れられない酒を造りたい
      弊社会長・菊池東(きくち とう)は、”旨みがあってキレの良い、一度飲んだら忘れられないような理想のお酒”を自らの手で実現したいと考え、平成8年、酒造りの責任者である杜氏に就任。”伝統を育み、未来に伝えるこだわりの美酒づくり”をモットーに、モーツァルトの音楽が流れる蔵の中で、大吟醸から普通酒に渡り、自らの手で洗米からしぼりまでの全工程においてきめ細やかな酒造りを行って参りました。その卓越した技術は数々の品評会の受賞歴が物語っており、その挑戦は今なお続いています。
    • > 肥料・農薬を使用しない自然栽培米による酒造りに挑戦

      2010年春、ここ岡山で、より安心・安全なお米の安定的供給を目的とした『岡山県木村式自然栽培実行委員会』が立ちあがりました。絶対不可能と言われた無農薬・無肥料でのりんご栽培を実現した、『奇跡のリンゴ』でご高名な木村秋則氏の技術指導のもと、賛同される農家の皆様によって自然栽培の米づくりを行い、弊社を含む岡山の企業や一般会員の方々にこの自然栽培米が供給されています。 弊社会長もこの『岡山県木村式自然栽培実行委員会』の立ち上げに副理事長として参画。この肥料も農薬も使わない自然栽培米用いて、これまで純米吟醸酒や純米大吟醸酒を醸し、多くの方々に楽しんでいただいております。
    • > 音楽人として、自ら酒蔵コンサートを主催・演奏
      弊社会長は、実はちょっとした音楽人としての顔もあります。 5歳よりヴァイオリンを始め、大学時代には広島大学室内合奏団の指揮者としてクラブ活動を続ける傍ら、広島市民交響楽団(現広島交響楽団)の団員としてオーケストラ活動を開始。‘74年倉敷室内管弦楽団(現倉敷管弦楽団)を設立し、現在まで36年にわたり同楽団の常任指揮者として活躍。‘06年7月にはブルガリアホールにおいて、ブルガリア国立ソフィアフィルハーモニーを指揮する機会を得、「新世界より」を演奏し好評を博しました。 この全国の蔵元のなかでも珍しい経歴をいかし、10年以上前より、酒造りの期間中、蔵の中に蔵元自身が厳選したモーツァルトの楽曲を流す試みを行っています。また毎年春には、蔵元自身が室内楽メンバーとなり演奏を行う酒蔵コンサートを開催。曲目解説・演奏・新酒の紹介と多彩な仕事ぶりもあいまって、毎年好評を博しています。
    • > 略歴
      昭和46年   広島大学工学部醗酵工学科卒業 昭和48年   国税局醸造試験所研修生2年間研修終了 全国新酒鑑評会金賞 (H14,17,18,19,20,24,25,26,28) インターナショナルワインチャレンジ2012、2016、2017 SAKE部門 金賞 広島国税局清酒鑑評会 ※各年最高3種類に出品可能 ・大吟醸 : 優等賞受賞(H17,18,19,20,21,22,23,24,25,26,28) ・純米大吟醸 : 優等賞受賞(H26,28) ・純米酒 : 優等賞受賞(H17,18,19,20,21,22,23,28) ・本醸造 : 優等賞受賞(H18,19,20,21,22,23,24,25,26) 備中杜氏組合自醸清酒品評会(吟醸酒) 第1位優等賞 (2012,2014,2016) ワイングラスでおいしい日本酒アワード 最高金賞(2012,2015,2016) 岡山県清酒品評会(吟醸の部) 最高位県知事賞受賞(H17,20,21,22.23,26) 岡山県清酒品評会(純米の部) 最高位県知事賞受賞(H23) グルメ&ダイニングスタイルショー春2014 ビバレッジ部門 大賞 等
  • 代表取締役

    菊池 大輔

    異分野からの転身、新たなる挑戦
    都内大学院修了(修士課程)後、大手電機メーカーの研究所に3年間勤務。この間、主にロボティクス・メカトロニクス関連の研究を行っていました。2010年4月に帰岡し、菊池酒造株式会社に入社。主な新規取組みに、首都圏での販路拡充や輸出事業の立ち上げ、インターネットを使った情報発信・販売等が挙げられます。異分野出身ならではの視点で商品企画や販路開拓を行いつつも、地道な品質本位の酒造りへの真摯な姿勢が重要と考え、冬季は酒造りも行っております。
    ※クリックすると拡大できます。
  • 代表取締役

    菊池 大輔

    • > 異分野からの転身、新たなる挑戦
      都内大学院修了(修士課程)後、大手電機メーカーの研究所に3年間勤務。この間、主にロボティクス・メカトロニクス関連の研究を行っていました。2010年4月に帰岡し、菊池酒造株式会社に入社。主な新規取組みに、首都圏での販路拡充や輸出事業の立ち上げ、インターネットを使った情報発信・販売等が挙げられます。異分野出身ならではの視点で商品企画や販路開拓を行いつつも、地道な品質本位の酒造りへの真摯な姿勢が重要と考え、冬季は酒造りも行っております。 ※クリックすると拡大できます。
  • 菊池酒造のある玉島について

    • 菊池酒造のある岡山県・備中玉島

      菊池酒造が所在する倉敷市玉島は、晴れの国とも呼ばれる岡山県の中でも温暖な地域で、山陽本線岡山駅から電車で西へ30分、美観地区で有名な倉敷からは10分の所にあります。岡山県は、酒処 灘と西条に挟まれていますが、実は美味しいお酒の出来る地域でもあります。水質の良い3本の一級河川、人気の酒米でふる山田錦や雄町の産地 (雄町米は実に全国収穫量の90%以上を占めています) 、備中杜氏の地と三拍子そろっています。 その水質の良さから菊池酒造のある高梁川流域には特に多数の蔵元が今なお酒造りに励んでいます。また備中杜氏の名称は文献によりますと、文化年間(1804~1817)に登場し、備中での酒造りの起源は、元禄年間(1688~1703)浅野弥治兵衛が丹波流酒造り法を習得したことから始まるとされています。
    • 菊池酒造と玉島

      菊池酒造は山陽本線/新幹線の新倉敷駅から南へ2km・東西50mにある玉島の旧市街地にある、江戸後期の面影を今に残す古い街並みが特徴の仲買町にあります。 この地に菊池の祖が移り住んだのは350年前。当時備中松山城主水谷公が玉島一帯を干拓し、北前船(千石船)の帰港地として玉島港を整備しました。かつての玉島港町の新町筋に問屋を誘致し仲買町は仲買人が住んでいましたが、後に問屋仲買の区別は無くなりました。現在でも仲買町では、私共の軒を隔てて味噌屋さん・呉服屋さん・十代続く畳屋さん・紙問屋さんがならびます。
    • 円通寺・良寛さん

      菊池酒造から徒歩10分の所には、江戸時代の歌人・書家として有名な良寛さまが修行された曹洞宗・円通寺があります。萱葺きの屋根が美しいお寺で、円通寺公園からは瀬戸内海が展望でき観光のスポットも沢山あります。 江戸時代末期の国学者であり歌人でもある近藤萬丈は五代当主菊池源七武豊の二男としてこの地に生まれました。長男森之丞が五歳でなくなった為本来なら六代当主として家督を継ぐことになりますが、学問を志し江戸に上がり近藤萬丈(椿園萬丈)と名のりました。 土佐を修業した時、良寛さまらしい僧に出会った話を、日記や「寝覚の友」に書き残し、良寛さまが玉島を去って越後に帰るまで今まで謎とされていた放浪の旅の様子をうかがわせる貴重な逸話となっています。
    • > 菊池酒造のある岡山県・備中玉島
    • > 菊池酒造と玉島
    • > 円通寺・良寛さん
  • 菊池酒造のある玉島について

    • > 菊池酒造のある岡山県・備中玉島
      菊池酒造が所在する倉敷市玉島は、晴れの国とも呼ばれる岡山県の中でも温暖な地域で、山陽本線岡山駅から電車で西へ30分、美観地区で有名な倉敷からは10分の所にあります。岡山県は、酒処 灘と西条に挟まれていますが、実は美味しいお酒の出来る地域でもあります。水質の良い3本の一級河川、人気の酒米でふる山田錦や雄町の産地 (雄町米は実に全国収穫量の90%以上を占めています) 、備中杜氏の地と三拍子そろっています。 その水質の良さから菊池酒造のある高梁川流域には特に多数の蔵元が今なお酒造りに励んでいます。また備中杜氏の名称は文献によりますと、文化年間(1804~1817)に登場し、備中での酒造りの起源は、元禄年間(1688~1703)浅野弥治兵衛が丹波流酒造り法を習得したことから始まるとされています。
    • > 菊池酒造と玉島
      菊池酒造は山陽本線/新幹線の新倉敷駅から南へ2km・東西50mにある玉島の旧市街地にある、江戸後期の面影を今に残す古い街並みが特徴の仲買町にあります。 この地に菊池の祖が移り住んだのは350年前。当時備中松山城主水谷公が玉島一帯を干拓し、北前船(千石船)の帰港地として玉島港を整備しました。かつての玉島港町の新町筋に問屋を誘致し仲買町は仲買人が住んでいましたが、後に問屋仲買の区別は無くなりました。現在でも仲買町では、私共の軒を隔てて味噌屋さん・呉服屋さん・十代続く畳屋さん・紙問屋さんがならびます。
    • > 円通寺・良寛さん
      菊池酒造から徒歩10分の所には、江戸時代の歌人・書家として有名な良寛さまが修行された曹洞宗・円通寺があります。萱葺きの屋根が美しいお寺で、円通寺公園からは瀬戸内海が展望でき観光のスポットも沢山あります。 江戸時代末期の国学者であり歌人でもある近藤萬丈は五代当主菊池源七武豊の二男としてこの地に生まれました。長男森之丞が五歳でなくなった為本来なら六代当主として家督を継ぐことになりますが、学問を志し江戸に上がり近藤萬丈(椿園萬丈)と名のりました。 土佐で修業した時、良寛さまらしい僧に出会った話を、日記や「寝覚の友」に書き残し、良寛さまが玉島を去って越後に帰るまで今まで謎とされていた放浪の旅の様子をうかがわせる貴重な逸話となっています。
  • 営業時間・アクセス

    菊池酒造 株式会社
    (営業時間) 平日月~金 10:00~17:00 (住所) 〒713-8121 岡山県倉敷市玉島阿賀崎1212 TEL 086-522-5145 FAX 086-522-5146 (アクセス) ●お車の場合:JR新倉敷駅より車で約12分 ●公共交通機関の場合JR新倉敷駅から寄島総合支所前行バスで6分 玉商グラウンド前バス停下車後 徒歩約3分